2方向のプリズム指定が範囲外となりプリズム量を妥協する場合


2方向の合成プリズム量が、プリズム範囲を超えた場合、合成プリズム量以上の範囲の
品種変更もしくは、プリズム量を妥協する必要があります。

妥協する場合、限界ギリギリの指定をしたいものです。
ここでは、一方のベース方向のプリズム量を決めた場合、もう一方のベース方向のプリズ
ム量が、どこまで指定できるかの確認方法をご紹介します。この場合も、三平方の定理を
用います。

計算式

一方のベース方向のプリズム量 =


(例)
上下プリズム量=2.5
水平プリズム量=2.75
で、計算したら、合成プリズム量は、3.71となった。
しかし、範囲限界のプリズム量=3
そして、上下プリズム量を2.25と決めた。

  

*メーカーにもよると思われますが、この場合は、1/100未満(1/1000以下) を切り
 捨てに致しました。

よって、上下プリズム量=2.25 水平プリズム量=1.98 にて指定した。

計算プログラム
 下記に、計算プログラムを組んでみました。
範囲限界のプリズム量と、一方のベース方向のプリズム量を、それぞれ入力すると、もう
一方のベース方向のプリズム量を算出します。


範囲限界のプリズム量=
一方のベース方向のプリズム量=
  

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